どういたしまして
たった数秒のコミュニケーションだったのに、とてもあたたかく心に残ったこと。
その日わたしは1人で新宿伊勢丹のデパ地下から、写真館のある別館に渡ろうと していました。 別館と本館の間には大きなガラスの扉があって、わたしの少し前を 小学生くらいの女の子を連れたお母さんが歩いていた。 お母さんはクリーニングを出しに行くのか、大きな紙袋を肩にかけて、もう片方の手を 女の子とつないでいて、ちょっぴり大変そうでした。 そして扉の前にきて、ドアをあけると女の子と一緒に別館の通路に出て ちょっとびっくりしたことに、少し後から歩いてくるわたしのために、ドアを開けたまま ずっとおさえていてくれました。 わたしは荷物も少ない手ぶらで、本来ならわたしが逆のことをするべきなのに。 びっくりして、「ありがとうございます」とお礼を言ったら、その方はにっこり笑って 「いいえ、どういたしまして」とおっとりした口調でおっしゃって、なんとも素敵な方でした。 伊勢丹はもともと急いでいるようなせかせかしたひとをあまり見かけないけど、 それにしても優雅な雰囲気を持った方だったなー。 小さな女の子を連れて、荷物を抱えて、それでもドアを抑えていてくれることも わたしのお礼に対して、黙礼とかじゃなくて、笑顔と言葉を返してくれることも ひとつひとつの行動に品と余裕があるのだなと思います。 いいな、いいな、素敵だな。 わたしもあんな風になりたいな。
by konoe_koko
| 2009-02-16 20:51
| WORDS&ACCTIONS
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